カナダに(また)移住します

家族や友人、Twitterでつながっている人などには伝えていますが、来月カナダに移住します。

移住の理由は2つあり、1つは夫がカナダで働くことを望んだため、もう1つは、前回の滞在(夫は2010年、私は2012年から2015年まで)から帰国した後にカナダの永住権を取得したためです。

最初にカナダに戻りたいと言われた時、私は個人事業主として独立したばかりで仕事に燃えていたため、国をまたいで引越したらまた一から全てをやり直さなくてはならないという考えに捉われ、移住をあきらめるよう夫を説得しようとしたのですが、なんだかんだあって結局私もカナダに戻った方がいいかもなと思うに至りました。

なんだかんだって具体的に何があったんだよ、という話なのですが。これは追々お話しできたらいいなと思います。永住権を取ったので、しばらく帰ってこないかもしれませんし、もしかしたらアッサリまた日本に戻るかもしれません。ときどきは一時帰国できたらいいなと思います。

前回カナダに引越した時には、大々的な送別会を開いていただいた(感謝しかありません!)のですが、今回はそういった予定はありませんし、するつもりもありません。

カナダに出発するのは11月の後半です。週末は墓参りやライブやイベントで予定が埋まりつつありますが、平日の夜は暇なので、ご飯に行ったり、飲んだりできたら嬉しいです。高円寺に住んでいますので、お近くの方もそうでない方も、良かったら連絡ください。

バンクーバーで行われた人種差別デモについて

シャーロッツヴィルでの悲劇が大きなニュースとなったすぐ後で、8月19日にカナダのバンクーバーで白人至上主義者による反イスラム・反移民デモが行われると知った時は正直、世も末だなと思いました。

バンクーバーといえば、北米の中で移民に対する差別が最も少ない街の1つだと思っていました。自分が住んでいた街なので多少のひいき目もあるかもしれません。もちろん差別が全くないわけではありませんし、個人的にも知らない人に嫌な扱いを受けたことも一度ではありません。でも、本当に移民が多い街ですから、人種差別的なデモに参加する人なんてほとんどいないはずだと考えていました。

バンクーバーは移民が多い

ではバンクーバーにはどれくらい移民が多いのか。一口に「移民」と言っても様々な解釈がありますが、白人至上主義者団体が排斥を訴える対象としての移民はヴィジブルマイノリティー、いわゆる非白人を指します。少し古い情報ですが、2011年に行われた国勢調査では、バンクーバーの人口のうち53.8%が非白人である*1という結果が出ています。つまり、人口の半数以上が非白人です。2016年に行われた国勢調査の結果のうち、移民・エスニシティに関わるデータは今年の10月に公開される予定ですが、これまでの傾向から、2011年よりも非白人の割合が増えていると考えられます。

イスラム・反移民デモの首謀者

地元紙によるオンラインニュースなどを見て、この反イスラム・反移民デモを企画しているのがWCAI CanadaとCAPという団体だと知りました。さらに調べるとWCAI CanadaのオフィシャルTwitterアカウントだと思われるアカウントがとんでもないツイートをしていることもわかりました。当該アカウントへのリンクは行いませんが、以下のツイートにスクリーンキャプチャが貼ってあります。 

この「1488」という数字の「14」は、英語で14語から成る白人至上主義のスローガンを指す隠語です。「14」とか「14 words」とかで調べると詳しい内容がわかると思います。そして「88」は「ハイル・ヒットラー」を意味する数字です。

デモに対するバンクーバー市長の反応

バンクーバーのロバートソン市長は、このデモに先駆けて、デモが行われる当日には、市警と市庁舎のセキュリティスタッフを動員して安全を確保すること、また、バンクーバーはヘイト・レイシズム・差別を一切容認しないと述べています。そしてそれだけでなく、市民に対してレイシズムとヘイトに反対の声を挙げることが重要だと呼びかけています。*2

なお、在バンクーバー日本国総領事館は、危ないのでデモが行われているエリアには近づかないように、という注意喚起のメールを在留邦人に送信していたようです。

当日の様子

シャーロッツヴィルの事件があったので一体どうなってしまうのか心配していましたが、当日は反イスラム・反移民デモにごく少数が参加(事前にFacebookイベントページで参加を表明していたのは30人にも満たなかったようです)した一方で、カウンターデモには4,000人ほどが参加して、人種差別デモを圧倒するという結果になりました。ヘイトスピーチを続けたデモ参加者などは市警が輪の外へと連れ出していったため、けが人などもなく終わったようです。しかも、反イスラム・反移民デモの首謀者は当日午後2時からスピーチを行うと表明していたにも関わらず、 現場に現れず取材にも回答していないのだそう。

当日の様子は以下に貼っている記事に詳しく書かれています。現場の写真や動画を含む、記者によるツイートも多数あります。

vancouversun.com

トルドー首相ではないですが、バンクーバーやるじゃん!と言いたくなります。

今回はこのような結果に終わり安心していますが、ごく少数ながらもやはり移民に強く反対している人たちや白人至上主義者がいるというのもまた事実です。そもそもカナダに住んでいる白人はみんな移民なので、白人が移民排斥運動なんておかしな話なのですが。

 

さて、長くなりましたが、最後にカウンターデモに参加していた友達がInstagramに投稿していた非常に力強いメッセージを紹介して終えたいと思います。写真の2人は、私がカナダに移ってまだそれほど経っていない時期に知り合ったメキシコ人とアメリカ人のカップルです。2人ともバンクーバー修士号を取り、就職し、結婚して、カナダに移民しています。写真とともに投稿されたキャプションを読んで、深く胸を打たれました。写真の下に日本語訳もありますので、ぜひ読んでみてください。

 

 

We are a couple of immigrants. We met in this country, fell in love, got married, and made our home here because we believe in Canada's core values and people. We had mixed feelings about attending today's counter protest in Vancouver, but we chose to do so because we feel it's important to show up and display solidarity with people who agree that hate should not have a home in this city, and because we know that even when we are both immigrants, the anti immigrant rally probably only wants one of us out of here. Now, the only thing left for me to do is to continue to be here, to be a woman of colour working in tech, to go out and run in public spaces, to empower young girls with the mentorship program, and simply to show up in every single space where those people don't want me to be. Just show up. Make your life an act of protest. 💙

Dan Pichardoさん(@danpichardo)がシェアした投稿 -

私たちは移民の夫婦です。この国で出会い、恋に落ち、結婚しました。この国に住むことにしたのは、カナダの基本的な価値観とこの国に住む人たちを信頼しているからです。
今日のカウンターデモに参加することについては、複雑な気持ちを抱えていました。それでも参加を決めたのは、実際に現場に行って、この街にヘイトは存在すべきでないと考える人たちに対して連帯を表明することが重要だと思ったからです。また、私たちは2人とも移民ですが、反移民団体がこの国から出て行ってほしがっているのは、私たちのうち片方だけだと知っているからでもあります。
いま私にできるのは、ここに居続けること。IT業界で働く有色人種の女性であり続けること。表に出て、公共の場所を走り続けること。メンターシッププログラムに取り組んでいる若い女性たちを励まし続けること。そしてシンプルに、私に来てほしくないと考える人たちがいる場所に姿を現し続けること。ただ姿を現わすだけです。生活そのものを抗議行動にしましょう。 

 

※8/23 追記

写真の友達がGoogle翻訳を使ってこの記事を読んでくれて、「(それぞれ違う国から来た)私たちのような人間が友達になって、互いの文化について学べるのはカナダのすばらしい点の1つ」とコメントをつけてFacebookでシェアしてくれました。

私たちはそれぞれメキシコ人と日本人で、それぞれ国や文化に違いはあるけれど、お互いを尊重し、違いから学び、共通点があることを知って楽しむことができる友情を築くことができました。それは多様性を当然のことと捉える風潮によって育まれたものだと思います。

バンクーバーには人種差別を支持する人よりも、彼女のような人の方が圧倒的にたくさんいるのだと信じたいです。ごく少数の人種差別デモに対してカウンターデモに4,000人集まったことが、その証拠だと私は思います。

*1:興味のある方はぜひ参考資料としてWikipediaページの脚注に多数あるリンク先をご確認ください。

*2:詳しくは Mayor Robertson encourages counter-protest ahead of far-right rally - NEWS 1130 を参照してください

今の仕事が好きになれない人に読んでほしい『バイトやめる学校』

尾道で開催したトイレサイン写真展のオープニングイベントにゲストとして来てもらった山下陽光くんが『バイトやめる学校』という本を出版しました。私は発売日に入手して、一気読みしてしまいました。陽光くんの言い方を借りると「ドチャクソおもしろい」ので、色んな人に読んでほしいなぁと思います。

バイトやめる学校』というタイトルなので、アルバイトをしてない人たちからすると「いやー自分には関係ないし」と思うかもしれません。でも、このタイトルにある『バイト』はアルバイトだけではなく、自分にとって不本意な仕事やキャリアを指しています。「自分のやっている仕事は、本当は自分のやりたくない仕事ではない」という人や「やりたいこと・好きなことはあるけれど、それでは食べていけないから今の仕事をしている」という人に向けて書かれた本です。

とはいっても、「夢に向かって努力すれば絶対叶う」というようなキラキラした本ではありません。あくまでも現実的に、自分の特技と世の中の需要がぴったりかち合うポイントを見つけ出して、そこで少しずつお金を稼ぎながら信頼を得ていき、最終的にはバイトをやめても生活していけるようにしよう、そうすれば人生はもっと面白くなるっしょ、という本です。

基本にあるのは「好きなことをやって働かないで暮らすのは無理。でも、好きなことに限りなく近い事を商売にして、すんげぇ働くんだけどまったく嫌な気分にならない生活なら実現可能なんじゃないか」という考えです。

人生の中で、仕事をしている時間というのはかなり長いですよね。その長い時間を、ただ我慢して心を無にして過ごすのか、それとも少しでも楽しみながら過ごすのかによって、生活はものすごく変わります。仕事をする時間を少しでも楽しめるようにするには、仕事を好きになる方法もあるし、好きなことを仕事にするという方法もあります。

幸いにも自分は今、自分の好きな仕事をして暮らせています。働き始めた頃は今と全然違う仕事をしていて、その仕事は別に好きな仕事ではなかったんですが、そこから10年くらいかけて転職したり引越したりを繰り返している間に好きな仕事ができるようになりました。10年の間に基準としてきたのは「なるべく自分が嫌じゃないことをする」「転職する時は少しでもやりたいことに近い仕事を選ぶ」ということ。自分が実践してきたことはこの本に書いてあることに近いと思っています。

世の中には、「今の仕事は自分が本当にやりたかったことではないけれど、安定しているし、給料や福利厚生も良い。嫌なことを我慢していれば貯金も増えるし、人生ってそういうもんだし、転職したって給料下がるだけだし」という人もいると思います。そういう人にとっては関係のない本でしょう。

でも、「今のこの仕事は自分には合っていない」と少しでも思うなら、ぜひ一度『バイトやめる学校』を読んでみて欲しいと思います。

尾道でトイレサインの写真展を開催しました

6/24~7/9まで、広島県尾道市三軒家アパートメントでトイレサインの写真展を開催していました。

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三軒家アパートメントのギャラリーでの展示風景

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トイレサインの写真を集めています

夫と一緒に、トイレの案内サインを集めるWashroom of the Dayという活動に取り組んでいます。夫婦で運営しているFacebookグループには現在200名以上のメンバーが参加していて、日々、世界の様々な場所で撮影したトイレサインが投稿されています。

 

トイレのサインに注目するきっかけになったのは、あるサインとの出会いでした。

http://40.media.tumblr.com/6cf0d424862ca64f9e09de1945cc7db3/tumblr_n1353tj1ih1sbyixzo1_1280.jpg

これが、トイレサインを集め始めるきっかけになったサインです。

夫が遊びに行ったイベントスペースのトイレで使われていたもので、「なんだこれは!?」と思った夫が写真を撮ってきて見せてくれました。一見、何だか変だな~というデザインで、私にはこれが男性のサインと女性のサインが融合しているように見えました。

このサインに出会うまでは、トイレのサインといえばどこも同じような男女のピクトグラムを使っていると思っていたので、とりたてて意識していませんでした。ですが、このサインを見て以来、どこに行ってもトイレのサインが気になるようになってしまいました。気を付けて見てみると、ショッピングセンター、レストラン、カフェなど、それまでにも行ったことがある身近な場所で、面白いデザインを使ったサインをたくさん見つけることができました。

同時に、これまでも面白いサインを見かけていたはずなのに「どこも同じようなサインを使っている」という思い込みが先行して、面白いものが見えていなかったんだ、ということに気付きました。

 それからは、気に入ったサインを見つけたら写真に撮ってSNSに投稿していたのですが、私たちの投稿を見た友達が次第に「こんなサインがあったよ」と写真を送ってくれるようになりました。その数が徐々に増えていき、Facebookグループで誰でも投稿できるようにしたところ、面白がってグループの情報をシェアしてくれる人がいたおかげで参加者が増えていきました。投稿された写真も、今では900枚以上にのぼります。

 

昨年は東京の高円寺で展示を行い、その様子はクーリエ・ジャポンでも紹介されました。

courrier.jp

 

さらに縁あって、6月24日から7月9日まで、広島県尾道で展示を行っています。

次の記事では、なぜ尾道で展示をすることになったのか、また、尾道で行ったオープニングイベントの様子などを詳しく紹介したいと思います。

 

サッカー日本代表監督の通訳者変更について

3月16日午後3時。自宅でパソコンに向かっていた私は、一旦仕事の手を止めた。この日は、一週間後に迫ったサッカーW杯最終予選、対UAE戦と対タイ戦の代表メンバーをハリルホジッチ監督が発表する日であり、メンバー発表の記者会見は毎回JFAのウェブサイト上で生中継されるからだ。

日本は予選グループで2位につけているとはいえ、グループ内の勝ち点は僅差。今度のUAE戦で負けてしまったら、いよいよW杯出場が危うくなってしまう。会見の中継を見ていたサッカーファンの関心を最も集めていたのは「ミランで試合に出ていない上にインフルエンザの本田が果たして召集されるのか」という点だったと思う。もちろん私も例にもれず、今度こそ本田は呼ばれないのではないかと思っていた。しかし、会見の中継が始まった途端、全く別のことが気になってしまった。通訳が違う!この日、いつもハリルホジッチ監督の横にいた樋渡さんの姿はなく、会見の場にいたのは羽生直道さんという別の通訳者だった。私はもはや本田の去就どころではなくなってしまった。

通訳が樋渡さんではないことに気付き、驚いていたのは私だけではなかった。会見中継と同時に見ていたTwitter上でも通訳が変わったことに対する反応が多かったし、日刊スポーツでも次のようにニュースとして報道されている。

 

www.nikkansports.com

www.nikkansports.com

いずれの記事にも樋渡さんと羽生さんの2名体制で通訳としてチームをサポートしていくと記載されているので、樋渡さんが解任されたというわけではなさそうだ。しかし、代表メンバー発表会見という大きなイベントで通訳者を変えるというのは、とても大胆な行動のように思われる。何か理由があったのだろうか、と思わずにはいられない。

なぜこのタイミングで会見の通訳が羽生さんになったのだろうか。会見中継後も気になって仕方なかったので、樋渡さんと羽生さんについて少し調べてみた。「なぜ羽生さんが樋渡さんと組んで通訳を務めることになったのか」という疑問については、実は案外あっさりと疑問が解けた。

JFAは、理事会の議事や報告内容を一部公開している(参照:理事会報告 | 業務・財務報告 | JFA | 日本サッカー協会)。ハリルホジッチ監督就任後、最初の代表戦はキリンチャレンジカップチュニジア戦だったが、チュニジア戦に関する理事会報告内用を記載した資料には、既に樋渡さんに並んで羽生さんの名前が通訳としてクレジットされている。つまり、羽生さんはハリルホジッチ監督就任直後から樋渡さんと一緒にハリルジャパンの通訳者として働いているのだ。羽生さんはアギーレ前監督の通訳者だったので、JFA所属の通訳としてのキャリアは樋渡さんよりも羽生さんの方が長い。「なぜ羽生さんが樋渡さんと組んで通訳を務めることになったのか」の回答は「羽生さんはハリルホジッチ監督の就任前からJFA所属の通訳だった。監督の就任に伴って樋渡さんも通訳となった。」ということだ。

前述の通り、羽生さんはアギーレ前監督の専属通訳者だった。アギーレ前監督はスペイン語話者であり、ハリルホジッチ監督はフランス語話者なのだが、羽生さんはアルゼンチン生まれで、日本語のほかにスペイン語が話せるだけでなく、英語とポルトガル語も話せる語学に長けた方らしい。日刊スポーツの記事には「短期間でフランス語を習得」したと書いてあるが、おそらくもともとフランス語もできて、短期間で通訳ができるレベルにまで語学力を上げたのだろうというくらいに解釈しておいた方が良さそうだ。調べた限りでは、羽生さん自身のサッカー経験に関する情報はわからなかったが、ヴェルディベガルタジュビロといったJクラブで監督の通訳を務めており、サッカー通訳者として10年以上の経験があるようだ。ちなみにアギーレ前監督の通訳就任前にはウルグアイ大使館で勤務していたとのこと。

一方の樋渡さんは、2002年に大学卒業後渡仏し、フランスでサッカー指導者のライセンスを取得している。フランスではPSG U-12(パリ・サンジェルマンFCというサッカークラブの12歳以下のチーム)の監督を務めていた。ハリルホジッチ監督は同時期にPSGトップチームの監督を務めている。2006年に日本に帰国した後は、JFAアカデミーというジュニア世代のサッカーアカデミーで、クロード・デュソー監督の通訳兼コーチを3年ほど務めており、2015年にハリルホジッチ監督の通訳に就任するまではJFAアカデミーのU-14、U-15男子コーチ、U-18女子監督を歴任している。経歴からわかる通り、樋渡さんはやはりサッカー指導者であり、本職の通訳者ではない。しかし、指導者としては資格も経歴も十分にある上で通訳の経験もあるということで、監督とタッグを組んでチームと監督・コーチ間の意思疎通をサポートする役割には適任だろうと考えられる。

経歴を見れば、羽生さんはやはり通訳者としての経験が豊富なため、短時間でその場にふさわしい言葉を選ぶことや、時には場の空気を読むことなど、樋渡さんと比べると通訳者としてのスキルが高いのかもしれない。樋渡さんの就任直後、通訳者は1人だけでなく複数いた方が良いのではないかとか、マスコミ向けとチーム(選手)向けの通訳を分けた方がいいのではないかといった声があった。この時期に記者会見に臨む通訳者を変更した理由として考えられるのは、羽生さんのフランス語通訳者としての実力が上がってきたのでマスコミ向けに羽生さんが通訳を担当することにしたのか、体調不良など何らかの事情で樋渡さんが会見に出席できなかったか、あるいはその両方のどれかなのではないか。フランス語が話せない人間としては、経歴や周辺情報から考えることしかできず、推測の範囲内でしかないが。2月23日深夜(24日未明)のUAE戦では、どの選手がスタメンになるかだけでなく、羽生さんと樋渡さんのどちらがベンチ入りするのかも楽しみだ。

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完全な余談だが、樋渡さんが大学卒業後、ほとんど何のツテもないところからフランスに渡ってPSG U12でコーチを務めるようになるまでの手記をインターネット・アーカイブ上で読むことができる。

web.archive.org

樋渡さんの行動力やコーチ業への情熱に驚かされるとともに、この時点(2004年)で既に「言葉」や「文化の違いを伝える」といったことに関心を持っていたことが現在の立場につながっているのだろうと思わされる。

テレビ東京のサッカー番組『Foot x Brain』にハリルホジッチ監督が出場した際に、通訳として帯同していた樋渡さんは「監督の通訳は大変か?」と質問され、

監督は完璧主義者ですから、それに皆が応えなきゃいけないというので

日々僕もレベル上がりますね。

楽しいです、とにかく。それだけです。

と回答している。 テレビ向けの回答かもしれないが、2004年の手記ともあわせて、この人はメンタルが本当に強い人なんだろうなという印象を受けた。

通訳者が交代した理由が気になって色々と調べた結果、樋渡さんてなんてスゴイ人なんだ......と深く関心するに至り、今後ますます応援していきたいと思うようになった。

 

2017年のおせち

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あけましておめでとうございます。

2017年のお正月に用意したおせちはこんな感じです。器はお重ではなく、Amazonで買った松華堂弁当用のお弁当箱を使っています。

 

  • 煮物
    蓮根、椎茸、金時人参、蒟蒻、鶏肉、ごぼう。
  • 黒豆
    丹波の黒豆を煮ました。私は甘いものがあまり好きでないので砂糖の量を半分にしてみたら、途中で味見をした夫が「これからもっと甘くなるの?」と質問してきたほど、ほとんど甘味がない味になりました。
  • 伊達巻
    はんぺん、卵、みりん、出汁少々をフードプロセッサーにかけて、オーブンで焼いて、巻きました。
  • 田作り
    これは夫のリクエスト。食べる煮干しを使って作りました。なかなか好評です。
  • 紅白なます
    大根と人参を切って、塩を振った後、酢、甜菜糖、ゆずの果汁で作った甘酢に漬けて、食べる前にゆずの皮を和えました。切り方が雑なところに性格がよく表れています。3日には味を変えたくなって、クレイジーソルト、ブラックペッパー、オリーブオイルで味付けして食べました。
  • 酢れんこん
    塩ゆでしたれんこんを甘酢で。なますと同じ味にならないように、小さく切った昆布と刻んだ唐辛子も一緒に漬けました。
  • たたきごぼう
    煮物用に買ったごぼうが余ったので勢いで作りました。ごぼうはワインの空き瓶でたたきました。
  • スモークチーズ、豚バラの燻製
    おせち作りと並行して、中華鍋で燻製も作りました。別途詳しくブログに書きたいと思います。
  • 蒲鉾
    スーパーで買ったのを切って詰めただけです。
  • グリーンオリーブ
    いただきものの国産オリーブです。こちらも詰めただけ。薄味で美味しかったです。

 

2日には夫の実家に行ったので、お弁当箱に燻製した食べ物を詰めて持って行きました。
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事前に計画を立てて、材料を買い揃え、調理するのにかかる労力と時間を考えると、お店のおせちを予約した方がお得だと思いますが、何を作るか考えるところから楽しいので良い気晴らしになりました。