2017年を振り返って(仕事の話)

2017年は、特に明確な目標も立てないままに過ごした1年でした。

唯一「働きすぎないようにしよう」とぼんやり考えていたことが目標といえば目標でしょうか。2016年は年間を通して働きすぎて心底疲れていたので、2017年は1日8時間以上は仕事をしないようにしようと思うに至ったのです。とはいえ日々の労働時間を細かく測っていたわけではなく、フワっとしか振り返れないのですが、働きすぎないという目標はおおむね達成できていたと思います。

目標をしっかりと立てていなかったことに起因して、目の前の仕事にひたすら取り組むという働き方をしていたので、現時点で過去1年を振り返ってみても、なんだかボンヤリとしか思い出すことができません。来年からは明確で測定可能な目標を立てることによって自分の成長を判断し、モチベーションや収益性の向上につなげていくような仕組みが必要だと痛感しています。

2017年中に起こった仕事に関する出来事の中で、最も大きかったのは廃業したことです。カナダへの引越しに伴い、日本の居住者ではなくなるので、個人事業を廃業する必要がありました。手続きは税務署に郵送で廃業届を提出するだけなので、たかが紙切れ一枚だしね、と書類を作成している時には何も考えていませんでしたが、いざポストに投函するとなるとなぜか悲しくなって泣けてしまいました。実際にはカナダでも同じ仕事をするので、税金を納める国が変わるだけなのですが。

ただし、同じ仕事をするとはいっても、拠点が東京からバンクーバーに変わったことによって、あらゆる面で仕切り直しになります。2018年は多少手さぐりになると思いますが、これからバンクーバーに根を下ろしていくのだという気持ちで、今後のことについて複数年スパンで考えて、より良い働き方ができるようにしていきたいと思います。